265: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/20(火) 02:17:42.22 ID:phs2hJCc0
「いいえ」
娘も立ち上がり、こちらに近づいてくる。それに、恐怖を感じた。なぜ、恐怖を感じるのか。
「どうか、お逃げにならないでください。どうか、私にもその重荷を背負わせてください」
「…。これは、俺だけの罪だ。誰かに背負わせるものではない」
「だから、だからこそ、主人はお優しいのです。けれど、苦しみは誰かと乗り越えることで、楽になるのです。孤児院で、それを私は学びました」
手のひらが、俺の胸の上に触れられる。それは、どう考えても愛おしさを帯びていた。
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