274: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/26(月) 02:05:34.82 ID:vejXgvSB0
こんなに側にいるというのに、主人が遠く感じられる。その思いが、声に出ていたと思う。このまま、主人が独りになられ、自分も独りになってしまう気がして、それだけは、嫌だった。
私が独りになるのは仕方ないとしても、優しい主人が独りになるなど、許されるはずがない。
「奴隷」
重く、私を呼び声に身体が震えて、返事をした。こんなことを言っておきながら、顔を上げられない。表情が見られない。
怖い、この気持ちがお分かりになられないことは責めはしない。敬愛する主人が、良からぬ所へと進みそうなことが、怖い。
「俺は、お前を理解できない。それでも1つ、決まったことはある」
「…はい」
次の言葉を待った。
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