95:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2016/04/08(金) 02:43:15.49 ID:djNmHmKPo
メイド「………………では、話そうかね。話してしまおうかね……この私の……年来の秘密をー!」
少年(そういえば、魔物って人間に比べて遥かに長生きなんだっけ……。一体全体何歳なんだろう)
メイド「反応してほしかったな! そこは! ……気を取り直して、と……僕が男なのにサキュバスだってのは、さっきも話したよね」
少年「はい……。連れションした今でも女なんじゃないかって思いますけども……」
メイド「あはは。……僕はね、ある頃まで女の子として、サキュバスとして育てられてたんだ。体が男なんてのも親でさえしばらく分からなかったんだから、笑っちゃうよね?」
少年「……」
メイド「だけどねぇ……子供のサキュバスが大人のサキュバスになって、自由に男の夢に入り込むためには、試験に合格しなきゃいけなくて……」
メイド「……僕は合格できなかった。男だから合格できなかったわけではないと思うんだ。だってあの試験は……夢に入り込めるかを試してたわけだしさ……」
メイド「もちろん親に怒られたよ。怒られて勘当されちゃった。……い、今は復縁してちゃんと有給で帰省したりするよ? うん、まぁ、そこはいいとして……さ」
メイド「友達もいなくなっちゃった。僕としてはこっちの方が堪えたなぁ………………あー、なんか泣きそうだよ……あ、でも頑張って話すよ? 男に二言はないしね、うん」
メイド「サキュバスとインキュバスの社会では、試験に合格できない、つまり夢に入る能力のない者は最底辺なんだ。……だって夢の中で精を吸って生きる生き物だから……」
メイド「嫌だなぁ……僕くんは僕よりひどい顔しちゃダメだよ……ほら、笑って笑って!」
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