1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2016/04/25(月) 22:56:12.91 ID:2qJ/ilKt0
端的に言えば、俺は誰かに捕まったらしい。
腕は縛られて、首には壁と鎖で繋がった首輪。
素っ裸のせいで肌寒く、可哀想にイチモツは縮こまっていた。
「……これで何日目だよ」
牢獄の中にいるから朝も昼も無い。食事は定期的だけど、いちいち何回差し入れられたかなんて覚えちゃいないのだ。
幸い、俺をさらった男は僕を殺したりする意図は無いらしいのが救いだろう。
だから問題はそこじゃない。一番の問題は、奴だ。
「……もう飯か」
憂鬱で心が一杯だ。嫌で嫌で仕方ない。
その原因は、食事を運んでくる存在。
「ぁ……ぁ……こ……」
「気持ちわりぃんだよ……!」
パンと肉と果物。新鮮な食事を運ぶソイツは、ドロドロと腐った身体をヘタクソに動かしている。
牢屋の床に赤黒い液と腐肉を残しながら、むき出しの骨を擦り付けながら。
たっぷり時間を掛けて僕の前まで来る。落ち窪んだ眼窩は、真っ直ぐに僕を見つめていた。
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2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2016/04/25(月) 23:00:56.93 ID:2qJ/ilKt0
肉の腐った臭いなんて最悪だ。少し悪くなった肉でも相当嫌な感じがするくらいなのに、この化物は新鮮な部分が無い。
人間らしい所なんて、所々露出した全身の骨格程度。むしろ骨だけの方がマシに違いない。
「ぁ……ぁ、ぁ……く……」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2016/04/25(月) 23:04:12.57 ID:2qJ/ilKt0
―――
飯を食ったら寝る。なにせする事が無い。
初めの頃は延々に声を張り上げたり、鎖を壁に打ち付けてみたりしたもんだが、全てムダ。
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
2016/04/25(月) 23:07:39.63 ID:mzE9F7rJO
これは偽物
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