102: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2017/03/30(木) 17:21:41.80 ID:8WFdquEE0
――――――
――――
――
女奴隷が目を覚ましたのは、日がとっくに天高く上り、時計の針も両方揃って天辺を指す、そんな時間だった。
えっちな匂いが鼻につく。
つい先日知ったばかりの匂い。
その匂いが熱の熱さを連想させる。知らず頬が弛む。
独特な匂いだが、嫌いではない。
あたりを見渡す。
彼女以外の三人もベッドの上で横になっていた。
メイドとご令嬢は生まれたままの姿で抱き合い、落ち着いた寝息をたてている。
残りの一人。女奴隷の所有者であるお嬢様は――
お嬢様「あら、女奴隷……起きたのね、おはよう」
女奴隷「うん、おはよう、お嬢様」
お嬢様の姿を認めるとほっとした。
お嬢様もお嬢様で穏やかな顔をしている。
……その姿からは昨夜の乱れっぷりを想像できない。が、やれ連続絶頂だ、やれ強制クンニだなどとそれはそれは激しい乱れっぷりだった。
くすっと思わず笑みが洩れる。
女奴隷「よかったね」
自分を受け入れてもらえて。
お嬢様「――――。ええ……ほんとうに」
女奴隷「ここにいる、みんな、お嬢様のことが、好き」
お嬢様「ええ――ええ。私はとっても幸せ者だわ」
お嬢様に抱きしめられ、ベッドに倒れこんだ。
お嬢様のものだという証――鎖は今、女奴隷の首につけられていない。
それでも――
女奴隷「お嬢様……」
お嬢様「女奴隷……」
互いに呼びあい唇を重ね――
105Res/115.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20