お嬢様「貴女たちは私の大切な――――」
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80: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2016/12/18(日) 20:01:19.75 ID:kde9qHs90
――今でもそのときの事を思い出す。

堂々とした立ち居振る舞い。
凛とした表情。
憧れたその姿。

男「お前は――」

?「その子に振られているの、貴方分からない?」

男「なにを!」

?「……面白い話があるのだけど、貴方知ってる? ロリコンの男が、年端もいかない少女を無理やりホテルに連れ込んで、いやらしいことしてるって話。被害にあった女の子は部屋から出なくなり、男性不振になったっていうおまけ付きの」

男「はっ、世の中には酷い男も居たもんだな。――そうだ、なんなら、お前もその話の女みたく引きこもりにしてやってもいいんだぜ」

?「そう焦らないの……この話にはね、続きがあるの。加害者の父親はその話を聞き、先ず息子のことを信じたわ。自分の子に限ってそんなことするはず無いって」
?「だけど、心のどこかで疑っていたのでしょうね。来る予定の無いパーティー会場に、電話一つですぐ来るなんて」

男「…………え」

男父「お前は……ッ」

男「パパ――?! いや、ちょっと待ってくれ。この女の言ったことは全て出任せで……」

ボイスレコーダー『どうせ女なんて、子供を孕んで産む、それだけしか能の無い木偶なんだから!』

?「ごめんあそばせ、ちゃんと証拠はありますので」

男「な……」

男父「男……お前は私の恥だ。それ以外のなにものでもない。……少し話そうか。私も信じたくはなかったのだがな」

男「そんな……」

男父「申し訳ありませんでした、お嬢さん方。息子の不始末については後日正式に謝罪いたします。今はこの年老いの頭一つしか用意できませんが、ご容赦くださいませ」

男の父親はご令嬢に頭を下げると、茫然している男をつれて会場を後にした。


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