88: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2017/02/23(木) 12:25:40.81 ID:Buq8Oqaq0
ご令嬢「――ボクだけじゃないでしょ? メイドのことも――ご令嬢のことも――」
お嬢様「それは……そうね。私はメイドのことも女奴隷のことも好きよ」
とんだ最低女ねと自嘲し、けれども視線は落とすことなかった。
ご令嬢「ボクは……」
それでも、お嬢様のことが好き。
例え、二号さんでも三号さんでも、それでも……憧れて、惚れてしまったから……。
盲目的なのは自分でも理解していた。
それでも、どうしようもないのだからしょうがない。
でも……
ご令嬢「ボクの存在っていらないんじゃないですか……?」
お嬢様「なっ!? ――突然なんてこと言い出すのよ!」
ご令嬢「だってお嬢様にはメイドがいて、女奴隷がいて……ボクの価値って一体なんでしょう……?」
お嬢様にはもう、メイドも女奴隷もいる。
お嬢様の心の隙間を埋めるのは二人で十分だろう。
ご令嬢「ボクっていなくていいんじゃ……?」
105Res/115.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20