お嬢様「貴女たちは私の大切な――――」
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90: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2017/02/23(木) 17:03:13.03 ID:Buq8Oqaq0

憧れの人に拒絶されるのが嫌で、

初めて出来た友達が遠ざかるのが嫌で、

仲良くなった子がこちらを見なくなるのが嫌で、


結局のところ一人になるのが嫌なだけ。


思えば女奴隷はそのことを見通していたのかもしれない。

だから、初めてはお嬢様とじゃなくてもいいと言ったのだろう。



お嬢様に助けられた時から、恋い焦がれ続けて……。


ご令嬢「その感情の中に、本当に好きって感情はあるのかな……」

ご令嬢「ボクの中の好きってこの感情、嘘なのかな……」


メイド「そんなわけないっ!!」


ご令嬢「メイド……」


メイド「一人になりたくない? そんなのみんな思うことじゃない!」

メイド「ご令嬢、アナタはね純粋なのよ。好きって感情に夢見すぎ! アナタが思っているものよりも自分勝手なものよ!」


メイド「私もね、アナタのことが好きよ」

メイド「一緒にいて楽しいし、気心も知れてるから……」

メイド「そんな中に一人になりたくないからってのもあるのよ!」


メイドは依然ご令嬢のことを見つめ……


メイド「ああ、もう! うまく言えないけど、アナタのそれはみんな普通に思うことなの!」

メイド「私達はアナタのどんなところも受け入れるから――絶対に一人にはしないから!」

メイド「だから、自分が必要ないとか言わないで!」


ご令嬢「メイド――」



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