結衣「おはようございます、御主人様」 八幡「!?」
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41:いいいい ◆CcW4KPdZhU[saga]
2016/06/07(火) 23:57:06.07 ID:Qg91+UAs0
昼食の時もそうだったが、夕食時にも静ちゃんは同席していた。
どうやら、授業がある日はいつもこうらしい。

静「んん...このシチュー、とても良い味ですね」

小町「そう言ってもらえると嬉しいです!」

あちらの2人は楽しげに談笑しながら食べているが、俺は心にモヤがかかったままだった。
そんな心境を見透かされていたのだろう、静ちゃんから時折、怪訝そうな視線が飛んでくるのが分かった。

小町「あ、そういえば八幡。今日は何習ったの?」

八幡「...え?」

突然話を振られた。
ボーッとしていたので、ちゃんと聞いてなかった。

小町「抜き打ちチェックだよ。もし分かってなかったら、次回からは授業をもっと厳しく−−−」

八幡「歴史を習った。つっても、江戸時代末期あたり」

静「...お母さん、最近の比企谷の伸びは目覚しいものがあるので、心配しなくて大丈夫ですよ」

小町「う〜ん、なら安心ですね!」

受験意識で叩き込んでいる最中のところだったが、正直余裕だった。
時代が近いとはいえ、この時代だと情報を整備する環境が整って無いのかもしれない。

結衣「熱っ...!?」

そんな時、厨房の方から由比ヶ浜の声が聞こえた。

小町「結衣ちゃん、どうかした?」

結衣「あ、いえ...大丈夫です、奥様」

執事「...火傷したみたいだな」

結衣「すみません...シチューを零してしまいました」

小町「え、大変! すぐに油塗らなきゃ!」

...油?
油ってどういうことだ?
アロエとかなら聞いたことあるけど...。
普通は流水で2,3分冷やすだろ。

執事「...火傷用の油が切れております」

小町「えぇっ、どうしよどうしよ...」

結衣「奥様、このくらい大丈夫ですので...」

...手際の悪さに、少し苛立ってしまった。
そのせいで、語調が強くなってしまったかもしれない。

八幡「そういう時には流水で冷やした方がいいぞ」

結衣「え...?」

そのことに気づき、少し呼吸を整えた。
厨房に向かって蛇口を捻る。

八幡「ほら、手ぇ出せ。このほうが治りが早いから」

結衣「っ...。 い、いや、水がもったいないよ」

八幡「多少関係ねえよ。何なら食器洗いながら冷やせ」

結衣「...分かった」

そう言うと、由比ヶ浜は渋々と自らの手を冷やし始めた。
なぜそうも頑なになるのかは分からなかった。

小町「先生、もしかして医学も教えてくださってるんですか?」

静「え、ええ...。とは言っても、本格的には教えてません。実生活で役に立つレベルのことだけです」

静ちゃんは、先ほどとは打って変わって厳しい視線を送ってきた。
少し口を出しすぎたかもしれない。

結衣「...このくらいじゃ、別に」/// ブツブツ


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