101: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/05(日) 21:43:53.13 ID:pCqT42gVO
「え」
と、私はみやちゃんとももちゃんを交互に見た。
「鳴ってたから、うるさいし、止めようと思ってただけよ」
「じゃあ、返して」
みやちゃんに向かって、ももちゃんは手を伸ばした。
しかし、みやちゃんはこちらを睨むばかりで、いっこうに携帯を見せる様子はない。
「みやちゃん、返してあげてよ」
「返せないんでしょ? 私の携帯見てるの知ってるんだから」
「……そうなの? みやちゃん」
「ふんッ」
「ますます気に食わないわ」
この二人の応酬は尽きることがない気がする。
「みやちゃん、携帯返せばいいんだから」
私はみやちゃんに近づいて、後ろ手に持っている携帯を取ろうとした。
別の手に持ちかえられた。
「……」
「そいつの携帯なんて、ろくにアドレスもないし写真も無いし……持ってたって意味ないわよ」
と言って、壁に放り投げた。
放物線を描いて、ごんと派手に当たって、床に落下した。
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