61: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/02(木) 23:31:36.76 ID:0YAhipt3O
小さな川の上に架かった橋を渡る。いつの間にか、雨がぽつりぽつりと降っていた。
丁寧に刈り込まれた低木に囲まれた庭は、ともすれば絵本の中のようだった。
「……」
二人で来たいと思った。
また来ようと。
大人になった二人で。
それは叶わないことだと分かっていたけれど。
ここで大人になることもできるのではないだろうか。
「あゆむ? また風邪引いても知らないよ?」
やすはがすでにカフェの入り口を開けて待っていた。
その態勢は何というか、すごく場の雰囲気とマッチしていた。
「ごめんごめんッ」
この空間を切り取って、アルバムみたいに留めることができたらいいのに。
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