62: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/02(木) 23:50:57.80 ID:0YAhipt3O
紅茶とケーキを堪能してから、私たちはひっそりと美術館に舞い戻った。
生徒にも担任にもばれてはいなかった。
やや挙動不審になりつつも、私とやすはは顔を見合わせ、ほっとして笑い合う。
逆に、みやちゃんと上林さんは心底疲れた顔をしていた。
きっとちろるに振りまわされたんだろうけど、今はちろるに感謝。
その後の史跡訪問、街並み散策はクラスまとめてガイドさんが案内してくれた。
そのせいで、やすはと二人きりにはなれなかった。
ただし、お昼になる頃にはそんなことを気にしている余裕はなかった。
その頃には、みやちゃんと上林さんは一切顔を見合わせない状態までになっていた。
どうやら、みやちゃんの買おうとしたおみやげに上林さんがケチをつけてしまって、
その仕返しにみやちゃんが上林さんのお土産を川に放り投げたというのだ。
目も当てられない。
もはや、修復不可能になりつつある二人の関係。
でも、案外お似合いなんじゃないかなと思う私もいた。
口が裂けても言えないけど。
上林さんにしろみやちゃんにしろ、感情が昂ぶるとコントロールできないんだろう。
似ているからこそこんなに反発し合ってしまう。
折れると言うことをしない。
むしろ、清々しい。
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