79: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/03(金) 15:06:35.25 ID:oH4qIxGEO
「確かに、みやちゃんがももちゃんにしてることは私も賛成できなかったから、今、ももちゃんサイドにいるわけだけど」
「一度面倒見てくれたなら、最後まで付き合ってよ」
なんというお姫様理論。
「いやいやいや」
彼女の暴論はヒートアップする。
観覧車の眺めも絶好だった。
「あなたが断る権利とかない。私の傷は深いのよ。あなたたち3人のせい。クラスのみんなのせい。なんの助け舟も出さなかった、あの先生のせい。私の傷は誰が治してくれるの? 誰が、謝ってくれるの? あの女? あの女は絶対しないもん」
こめかみが痛くなった。
現実逃避気味に、外を眺めた。
「聞いてるの!?」
叱られた。
鼻息を荒くしていた。
恨みがましく見ている。
「仕返ししたい気持ちがよおおおく、分かったよ。ほんとに、ごめん……私のせいでもあるよ」
「わかってくれただけでは、私の気は収まらないから」
観覧車を降りた時に周囲になんて言い訳をしようか考えながら、
「これからはみやちゃんにそういう悪口とか言わせないし、言ったら私からも止めるように言うよ」
「あなた、さっきまでの私の話聞いてなかったようね。それじゃあ許せないの。何か、罰を与えないと許せないのよ」
身ぶり手ぶり、感情をぶちまける。
この小さな体に、どうやってこんな負のエネルギーを蓄えているんだろうか。
半ば感心して聞いていた。
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