げんきいっぱい5年3組 (オリジナル百合)
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92: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/05(日) 19:23:08.89 ID:pCqT42gVO
気まずかったのは、今日の旅程を追え、バスに乗り込んだ時だ。どうしても二人に挟まれて座る形になってしまった。
席をちろると代わってもらうこともできたけど、何か余計なアクションを起こされても困るので動くことはしなかった。
バスの中ではちろるやじっちゃん以外に話しかけられることはなかった。
つまらなさそうに窓を見るみやちゃんに何度か話しかけたが、うんとかへー、とかしか返ってこなかった。
そりゃそうだろうけど。やすはに至っては完全無視。
最悪か。

当のももちゃんはそのピリピリとした空気を感じとったのか、さすがにこちらを向くことはなかった。
バスがホテルに着いてから、夕飯を食べ終えて、班ごとに分かれて部屋に向かった。
みやちゃんとももちゃんの距離は、5m程離れていてもはや別の部屋に行くのではと疑ってしまうレベルだった。
と言っても、私とやすはも距離こそ変わらなかったけれど、互いに部屋の中で全く話さなかった。
けれど、私は一つ疑問があった。
みやちゃんは分かるけど、どうしてやすはまでそんな態度を取る必要があるんだろうか。
最初、みやちゃんに遠慮して、素っ気なくしているだけかとも思った。
でも、そうじゃない。私自身に怒っている。普段クールな分、分かりにくいけど。
私は額をこする。この間こけた所はかさぶたになっていた。あの時、私を心配してくれたやすは。
やはり、ももちゃんに良い顔をする私が気に入らないのかもしれない。
みやちゃんに合わせて自分を変える子じゃない。

無言のままも辛いものがあったので、私はテレビをつけた。
ホテルは部屋にお風呂が付いてあったので、どちらが先に入るか話しかける必要があった。

「お風呂、どうする」

さり気なく聞いた。
無視されるかと思ったけど、

「入るけど、私、みやちゃんの所で入るから」

と言ってごそごそと用意し始めた。
え。えええ。素でショックだった。

「や、やすは」

ドアの前まで来て、やすはは振り向いた。
射抜くような目に、約束を思い出す。
夜、部屋から出ないように。

「就寝には帰って来る」

と素っ気なくやすはは言った。





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