93: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/05(日) 19:48:26.55 ID:pCqT42gVO
やすはが出て行ってしばらく放心していた。ドラマ一本終わった頃に、ちろるらがやってきた。
よく覚えていないけど、色々変なポーズをさせられて写真を撮られた。
たぶん全部素直に従ったと思う。大爆笑しながら部屋から出て行ったのがつい今しがた。
そのあとやってきたのは、ももちゃんだった。
もうすでにお風呂に入っていた。濡れて艶やかになった黒髪から、備え付けにしては高級感のある甘い香りを漂わせていた。
部屋に招いてベッドに座らせた。それからは、私から喋りかけはしなかった。
煮を切らしたのはももちゃんだった。
「あなたたちへの復讐は、形は違えどまあ成功に終わったわ」
満足そうに鼻をならす。
遅れて意味を理解した。
「それは、良かったね」
まるで役者のような口ぶりに辟易しつつ答えてやった。
この結末を招いたのは私。この子に関わった私の自業自得が招いたこと。
みやちゃんとやすはの心に、いらぬ傷を負わせた。
なにより、私自身ここまでとは思わなかったけれど、やすはに冷たく当たられるのは堪えた。
「……憎いあの女を困らせて、お気に入りのあなたは一人。最高ね。笑える」
笑えませんが。
130Res/101.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20