依田芳乃とあやかしの手鏡
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8:[sage saga]
2016/06/02(木) 01:55:30.43 ID:BnWR/kbI0

 どぽっ、どぷ…ぐじゅ、ぬる…

 んっ、んんっ……!あ、あっ、あっ……

 (あ、また……なかで、白いどろどろが……あたたかい……)


 (この生きものが、お尻まで、降りてきたら……だ、出さないと、いけないのでしてー……)

 (なんだか、むねのあたりが……もやもやするのでしてー……)


 《その生き物が分泌する粘液を、各種器官を通じて吸収した対象は、奇妙なことに、寄生されている生き物に対する「警戒心」が薄れ、まるで母体が子供を身籠っているかのような「安心感」を植え付けられていく》


 《その粘液が持つ機能は実に多岐に渡るが、ここで使われている機能は「安心感の植え付け」である》


 《いかなる手段を用いて、その生き物が体内で粘液の効果を変質させているのかは不明である》


 《人間が大腸で最も水分を吸収するということを、この生き物は知っている。だからこそ、排泄される前にできるだけ大腸に留まり、その粘液を自らの全身でもって大腸壁に塗り込んでいく》



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