モバP「痛くなければ覚えませぬ」
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
257: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/07/12(火) 23:43:58.97 ID:x66/Rbn10


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フレデリカ「奏ちゃん! 今日もとっても面白かったよー♪ じゃねー♪」


そう言ってフレデリカが周子、志希と一緒に事務所から出ていく。


美嘉「奏も大変だね…。でもアタシは味方だからっ! …あの三人相手じゃ助けてあげられないけど……」


でしょうね。


奏「気持ちだけでも嬉しいわ。……はぁ」

美嘉「でも…奏のテンパった顔も新鮮で良かったよ? じゃ、また明日ね★」

奏「ぅっ……また明日……」


ドアを出ていく美嘉の後ろ姿を見送る。

ただでさえ神経を使うテレビ出演なのにあの三人に振り回され、心身ともにクタクタに疲れ果ててしまった。
もうしばらくソファに座っていたい…。


…。

あの日、私の無様な写真がLiPPS内に出回ったときには走馬燈が浮かんだけれど、それ以降も表面上は変わらずアイドルを続けられている。
表面上は。

周子フレ志希にかかれば日本はおろか地球の裏側まで拡散されるのではないかと数日間は気が気でなかったが、実際にはLiPPSの外には出回らなかった。
あの三人も人の子だったということだろうか。
……。
世界中に知らせるよりも自分たちだけで秘密を握って、私を自分たちだけのオモチャにしたほうが愉しいから、だなんて考えていないと信じたい………。


奏「はぁ……」


あれからというものLiPPS内での私のヒエラルキーは地に堕ちてしまった。
どのくらい堕ちたかというと美嘉に気を使われる程に…というのは流石に失礼ね…。
イジられるというのがこんなに心を掻き乱すものだったなんて…美嘉、アナタのこと尊敬するわ…。


でも…。

失ってしまったものは大きいけれど、得たモノもある。

一つだけだけれど、とても大きなモノ…。


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