モバP「痛くなければ覚えませぬ」
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32: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/06/18(土) 17:12:08.15 ID:r3M5PZL/0
周りの声が耳に入らないほどの集中力というのは往々にして称賛されるものだが、このレベルまで来てしまうと最早危ういと言わざるを得ない。
仕事の時刻になっても気付かなかったり、カフェテラスで読書中に居眠り運転の車が向かってきたり、電車などで痴漢に良い的にされたり…。

読書するときにはもっと周りに注意を払うか、自室などのそもそも何の危険もないような場所を選ぶようにと再三にわたって文香には伝えていたのだが、相変わらずのようだ。

しかも今日などは夜も遅く俺しか残っていない事務所にわざわざ来て、それもわざわざ俺の隣に座ってこんなに無防備を晒しているなんて、本当にどういうつもりなんだ…。

こんなの、文香のそういう性質を知っている人間にとってはいたずらを誘っていると思われても仕方ないぞ?


P「……」

文香「……」ペラッ


そういうわけで…これから俺がすることは文香が読書中どれほど周りが見えなくなっているのかをプロデューサーとして把握しておくためであるし、
また同時に文香にその危うさを身をもって学習してもらうためである。


P「……」スッ

つぃぃぃ さわ…さわ…

文香「………」ペラッ


手始めに文香の艶髪に触れてみた。
当然この程度では文香にとってはそよ風と変わらないのだろう、なんの反応もない。


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