モバP「痛くなければ覚えませぬ」
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57: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/06/19(日) 21:32:21.80 ID:mx+DuvUn0
「にゃはは〜! 何も言わず帰ろうとするってどういうことかにゃ〜!?」グリグリ
P「す、すまん、志希。お疲れ様…」
担当アイドルである一ノ瀬志希が俺の胸に飛び込みがてら頭突きをかまし、そのまま頭をぐりぐりとしてくる。
志希「久しぶりに現場に来てくれたのにね〜〜〜うにゃ〜〜〜!!」グリグリ
P「ちょ…志希、やめなさい…」
衆人環視の中、ほとんどアイドルに抱き着かれているようなものであるから変な汗がジワリと滲み出るのを感じた。
志希「なんでぇ〜 キミはぁ〜 あたしの現場にぃ〜 来てくれないのかにゃ〜!?」グリグリ
P「いや、まって志希ほんとに! 人が見てるからっ!」
気付けばスタジオ内に残る人たちの視線が俺と志希の二人に注がれていた。
ただ不思議なのはそれがゴシップ的なモノを見る視線ではなく…なんというか生温かい視線というか…。
志希「ふっふっふ〜〜残念だったね〜。このスタジオの人たちはみんなあたしの味方だよ〜。ロクに現場に来ないようなナマケモノには発言権も拒否権も無いのだぁ〜♪」
P「へ? はぁっ?」
志希「だから大人しくしてるよーに!わかったかなー? ハスハス〜♪」グリグリ
P「ちょ、やめっ!? 嗅ぐな! くすぐったい!」
クスクスと、いや、ニヤニヤとした笑みを浮かべながらスタッフの人たちが各々の作業を再開し始めた。
どうやらパパラッチの類の心配はいらないようであるがどうにもばつが悪い。
大きく「お疲れ様でした」と言い放ち、しがみつき続ける志希を引きずるようにしてどうにかスタジオから出ることに成功した。
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