モバP「痛くなければ覚えませぬ」
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92: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/06/20(月) 21:32:44.80 ID:ISQHSrEc0
ぎしっ
上体を起こし美優さんの隣に座る。
P「イランイランの効能…ストレス軽減と安眠でしたか…。他には…?」
自分でも意地悪な質問をしていると思う。
美優「え…えぇと…ごめんなさい忘れちゃ…」
P「いえ、知ってますよね? というかどこ見てるんですか?こっち向いてくださいよ?」
ついさっき心拍数の上昇を抑えようと美優さんと目を合わせるのと避けた自分が言うのも説得力に欠けるなぁとは思うが、
そこを指摘できるほどの余裕は彼女には無いらしい。
美優さんの頬に手を添えこちらを向かせると、その目は誰かに助けを求めるように泳ぎ、唇もあうあうと震えていた。
嘘のつけない彼女の逃げ場をさらに狭めてやる言い方をしてやる。
P「美優さん、知らないならそれでいいんですけど…知ってるのに言わないとか、嘘を言ったりはしないでほしいなぁ…?」
美優「っ……」
彼女の怯えるような目、それでいて上気した頬に言いようのないドロリとした熱が腹の底にたまるような感覚がある。
美優「イランイランの効能は……ストレス軽減と…安眠……それと…」
P「それと?」
美優「ぅ………こ、こうようかん…。高揚感です…っ」
当たり障りのない言い方を思いついたつもりのようで、そうはっきりと言い放った。
もし仮に本当にそれでお茶を濁せると考えているとしたら……途端に美優さんがとても可愛らしく見えてきた。
と、それと同時に悪戯心に火が付いた。
P「高揚感?よくわかりませんねぇ。どういう高揚感なんですか?もうちょっとわかりやすくお願いできますか?」
美優「ぅっ………」
顔は真っ赤、目にうっすらと涙を溜めて、恨めしそうな視線を送って来る美優さんは本当に愛らしい。
あぁ…いつもの大人な美優さんはどこにいったのだろう。
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