【禁書】絹旗「―――――だったら超抜いてあげましょうか? 浜面」【R-18】
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◆BAKEWEHPok
[sage]
2016/06/18(土) 21:47:35.13 ID:dk74OL5yo
「滝壺さんはいつもはあんな感じですが、このところ浜面と話す時だけなんか力入っちゃてるんですよね。
超緊張してるみたいな。フラットな受け答えが常の滝壺さんらしくないんです」
「そ、そうかな……? 前からああいうキャラだったし……」
「私のほうが滝壺さんと長いんですけどね…………つーか浜面もバレバレ過ぎるんです。
なんか気持ち悪いぐらいジェントルメン風に気遣おうとしてるじゃないですか。私達の前で。
あんなの超感づかれないと思うほうがおかしいですよ。一言で言うと超大根役者です。
私が監督ならクビにしてとっとと追い出しますね」
「お、おう…………」
とんだ駄目だしにぐらりと崩れ落ちる。
まさか滝壺へのフォロー自体が関係悪化を伝えてる事になるとは。
スキルアウトでは人間関係にはそこそこ気を使えてたつもりだったが、男女関係になるとさっぱり過ぎた。
「……まあ、責めてるわけじゃないんです。超悩んでるなら私に話してみてください。
何かの助けになるかもしれませんよ?」
「お、おおお、おおお…………きぬはたぁ……実はぁ俺…………」
優しい慰めに心開き、滂沱の涙を流しながら浜面は事の発端を話し始めた。
アメとムチのわかりやすい会話テクニックを使われたとは気づけなかった。
「へぇ……つまり童貞が先走って半ばレイプしちゃったんですね。超最低のクズ野郎ですね浜面は」
「言わないでわかってるからっ!」
ソファの上で顔を隠しながらゴロゴロする浜面。
大の男がする行為として実にみっともない。
十二、三歳ぐらいの絹旗に生々しいエロ話をしてる事に考慮もできなくなっている。
「浜面はバニー好きの変態野郎とは知ってましたが、まさか性欲まで
獣そのものとは思ってませんでしたよ。滝壺さんも超災難ですね」
「ううっ……やっぱ変だよなぁ。おかしいよなっ!? 自分でも不思議なんだよ……
今まであんなのなかったのに止められなくてさぁ……」
「ふうん……そんな暴走するくらいなら[
田島「チ○コ破裂するっ!」
]しちゃえばいいじゃないですか」
「お、おま……[
田島「チ○コ破裂するっ!」
]って……」
あっけらかんとした物言い。
じぃっと済まし顔の絹旗に見つめられて、ようやく赤裸々過ぎる話を
打ち明けている事に気づいて浜面はまた顔を隠した。
「超乙女ですか浜面は。で、どうなんです?」
「実は……毎日何度もしてるけど、すぐにムラムラしてきて…………」
「へぇ……毛深くて鼻のデカイ男は性欲も超強いとは言いますけどねぇ」
実際、浜面の鼻は大きめで全体的に毛深い。
いい意味では野性的で、悪い意味ではケダモノっぽい。
ただ絹旗の瞳には嫌悪感などはなく、好奇の色が映し出されていた。
「う、ううっ……」
浜面は寄ってきた絹旗にちょんと鼻を押されて唸る。
細くて小さな指先をほんの少しだけ意識してしまう。
「―――――だったら超抜いてあげましょうか? 浜面」
「…………っ!!??!?」
「わわっ、びっくりするじゃないですか」
だが、続く言葉に、意識どころではなくなって飛ぶように立ち上がった。
(ぬ、抜くっ!? き、き、きぬはたが―――!? ナニをっ!?)
唐突な動きに、きょとんとしている絹旗の表情。
浜面の想像している意味を喋ったとは思えない。
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