げんきいっぱい5年3組 大人編2 (オリジナル百合)
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38: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/26(日) 20:08:56.08 ID:RJUizGVa0
おばあちゃんの最後は、病院だったっけ。
私の名前を呼んでいたって。
駆けつけた時には、肺炎をこじらせて、意識不明の状態。

玄関に灯った明かりを見て、インターホンを押した。
と、奥の方から影がゆっくりとこちらに向かってくる。
ガラガラと引き戸が開いた。

「あーちゃん、こんばんわ。 一人で来たん? えらいねえ」

「あーちゃんか?」

居間の方からおじいちゃんも顔を出した。
おじいちゃんはおばあちゃんよりも先に亡くなってしまって、
確か、中学生に上がるくらいだったかな。
目頭が熱くなった。
言葉が上手く出なくて、私はベルマークのことを忘れて二人を見つめた。

「どしたん?」

聞かれて、私は慌てて言った。

「ベルマークを学校に持っていくんだけど、あるかな?」

「ベルマークね、そう思ってたくさん集めとったよ」

おばあちゃんは、にっこりと笑った。

「あゆむもお母さんも、おっちょこちょいな所あるからね」

「えへへ……」

立ち上がって、黒い電話の下の引き出しからビニール袋に大量に入ったベルマークを私の手に預けた。

「持っておいき」



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