げんきいっぱい5年3組 大人編2 (オリジナル百合)
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39: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/26(日) 20:39:34.25 ID:RJUizGVa0
「ありがとー」

おばあちゃんのガサガサして骨ばった手に包まれながら、樟脳の匂いや、畳の匂い、煮物の匂い、
とにかくそういうおばあちゃんの家の匂いに鼻がつんとなった。
おじいちゃんは、酔っぱらっていて、私にビール缶を振りながら、

「一杯やらんか?」

とゲソを口に含んで言った。
おばあちゃんにすぐに怒られていたけど。
ごめんね、おじいちゃん。
大人になったら、墓前で一杯酌み交わすよ。

「あーちゃん、上がっていかんか」

と、おじいちゃん。
二人と話したい気持ちもあった。
ただ、おばあちゃんがまた陽が出てる内にと言うので諦めることにした。
二人に手を振られて、おばあちゃん家を後にした。

街灯に渡されたベルマークをかざす。
これで、ノルマはクリアかな。

「あゆむー」

どこからか声がして、振り返る。
誰もいない。

「こっち、上」

声の通り顔を上げた。
やすはだった。二階の部屋の窓から手を振っていた。


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