アルビノの女「……いくらですか」黒髪の娼婦「お気に召すまま」
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65: ◆aUbK72/AnA[sage]
2016/07/02(土) 20:13:22.60 ID:kdhH8zi40
ドアを開けた先には、地下へと伸びる打放しの階段があった。入り口からは底知れないように見える闇だったが、降りてしまえばたかだか十数段であった。
次に女の眼前に現れたのは鋼鉄製の片開き扉である。核シェルターもかくやという冷たさを放つそのドアノブに、彼女はゆっくりと手をかけて、開いた。

女「……ダフネ。仕事ですよ」

扉の先に照明はなかった。ただ、無数に備え付けられた液晶モニターが、水晶体に悪いバックライトを輝かせていた。
光源を遮る人型の影が座っていた。やや躊躇いがちに、女は声をかけた。ぶうんという冷蔵庫の音とがさついたタイプ音だけが、暫くの間響いていた。が。

少女「…………やあ、ラティーナ。久しぶりだね――僕の、彼女=v

女「未練がましい女は、嫌いです」

振り向きがちに、声の主はふン、と鼻息を荒くした。被っていた視界拡張用ゴーグルと、今や希少品となった可動品のヘッドフォンを、気だるげに外した。
わざとらしく頬を膨らませるその顔は、二十歳にも至らない少女のものだった。椅子に座っていても分かる幼い体格に、不釣り合いなほど気の強そうな青の瞳。
足元のケーブルをローラー椅子の足で踏みながら、彼女は不機嫌そうにくるくると回った。腰まで伸びた長い金髪が、モニターの光に煌めいた。

少女「何と言われようとも変わらないよ。僕は今でも、君のことが好きなんだ」
少女「まあいい。君がそういうのなら、今日はそういう話なんだろう」



少女「――――どんな仕事だい?」


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