103: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2016/07/01(金) 00:22:05.26 ID:QL2iAkFqo
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初老の男性「そこで私の妻がもうカンカンになってね――――」
瑞鶴「あははは!!!」
加賀「……」クスクス
翔鶴「お父様は海洋連合の噂をご存じですか?」
初老の男性「ああ、うん。彼女らか。話だけは聞いたことがある」
翔鶴「ソ連と彼女たちの繋がりはどうなって行くのでしょう。私は日本人ですが興味があります」
初老の男性「私も大いに興味を惹かれる話題だ。我が国が海を欲す限り海洋連合との繋がりは無くてはならないものとなる」
翔鶴「はい。彼女たちは誰の味方でもあり敵でもあります。その欲望は他の人間と違うものです。国家同士のお付き合いが中々に難しいのでは?」
初老の男性「違う? 互いに国益を求める限り妥協点を見つけ出せると思いますが」
翔鶴「あの場所は国家運営ではなく個人を優先した場所です。個人のために国家がある。艦娘も深海棲艦も個人を守るための盾に過ぎません」
初老の男性「君が言っているのは愚かな民主主義思想と変わらんよ、結局、それで上手くいくのは文字の世界においてのみだ。歴史を見たまえ」
翔鶴「文字の上だけでなく、彼らは愚直にその理想を現実の中に追い求めているように見えます。それに、あそこは……今までの歴史には無い新たな場所ですから」
初老の男性「その愚直さが国際政治でも通用するかね」
翔鶴「それは常任理事国の方々の心次第ではないでしょうか。ですが」
初老の男性「ですが?」
翔鶴「理想を押し付けるだけの力を海洋連合は秘めていると思います。あくまで可能性としての、ですが」
初老の男性「恐ろしいことだな」
翔鶴「共産主義の理想が単なる支配のための言説でないのなら……海洋連合はソヴィエトの頼もしい友人として寄り添い続けるかと」
初老の男性「馬鹿馬鹿しい。子供の我儘など我らは到底受け入れられない」
翔鶴「力が全てという純粋で野蛮な動物の理屈の上に成り立つ者が子供を笑うのでしょうか。客観視して、笑われるべきは逆では」
初老の男性「現実はそう単純ではない。そうしたいのなら、旧石器時代にまで戻らなければ無理だ。……君たちはそんなものを本当に実現させるつもりなのか」
翔鶴「獣であろうとするのは貴方がた自身です。誰かのせいにすべきではない」
瑞鶴「二人ともさっきから何話してるの〜? お酒飲もうよ〜」
初老の男性「これは失礼。少し熱くなりすぎました」
翔鶴「……そうね、モスクワまではまだ長いし飲みましょうか」
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