21: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2016/06/30(木) 19:53:28.01 ID:GUujIImdo
昼 ハワイ 宮殿
会議室には一匹の妖精と一体の深海棲艦のみが居た。
大妖精「大体は文章で読ませてもらった。今日はお喋りしたいが時間も無い。何か伝えたいことがあったら今伝えておいて欲しい」
空母棲姫「配下としてお預かりしていた第三位を失ってしまいました。私の不徳の致すところです。この処分は――――」
大妖精「八位、他の姫たちはどうした」
空母棲姫「……帰ってくるよう再三呼びかけをしたのですが。申し訳ございません」
大妖精「残念だよ。実にね」
空母棲姫「しかし、この勝利によって艦娘は組織的な動きが出来なくなりました」
大妖精「ああ、その点についてはよくやってくれた」
空母棲姫「海洋連合の処分なのですが、いかがいたしましょう」
大妖精「捨て置け。あっちは戦力補強もままならない集団だ。こちらの好きなタイミングで叩けば潰せる」
空母棲姫「はい」
大妖精「お前の妹に当たる存在も間もなく完成するからな。攻撃するのはそれからでも遅くない。今はとにかく儀式と人質になった姫の救出を優先する」
空母棲姫「かしこまりました」
空母棲姫「……扉はいつ開くのでしょうか」
大妖精「早く姉に会いたいのか?」
空母棲姫「……はい」
大妖精「私もだ。だがもう少し待ってくれ。最終調整に意外と手間がかかってな」
空母棲姫「何か問題が」
大妖精「うむ。艦娘の中身の覚醒が未だ成ってない。中の存在は確認しているし、こちら側からの呼びかけも届いている筈なんだが……」
空母棲姫「目を覚まさない、ということは命令を受け付けていないのでは?」
大妖精「いや、深海棲艦としての部分が残っている限りそれは無い。マスターコードを通して行う命令は絶対だ」
空母棲姫「扉が開けない可能性、というのは」
大妖精「ああ、そこは心配するな。私が必ず開いてみせる」
空母棲姫「……とても楽しみです」
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