22: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2016/06/30(木) 19:54:40.52 ID:GUujIImdo
空母棲姫「お父様、提案がございます」
大妖精「ん?」
空母棲姫「艦娘は恐らくハワイへ来ます。私の一存で防衛線を構築したいのですがよろしいでしょうか」
大妖精「もちろんだ。軍備関係はお前に一任している。今は行動の主導権も議会にあるしな。今後とも我が悲願成就のため尽力して欲しい」
空母棲姫「力一杯お父様の為に尽くします。それこそが私の生まれた意味です」
娘はその大きな両手で小さな父親を包み、頬に親指を添えた。
大妖精「お前には大いに期待している」
空母棲姫「ご期待には必ず応えます。……ですので一つだけわがままを言ってもよろしいでしょうか」
大妖精「おお、珍しいな。言ってみなさい」
空母棲姫「……扉が開いた時に、呼び戻して頂きたい者が」
大妖精「なんだそんなことか。きっとお前が言っているのは姫のことだろう」
空母棲姫「……はい」
大妖精「なら心配するな。その者も必ず連れ戻す」
空母棲姫「ほんとうですか!」モギュッ
大妖精「痛い痛い! 手に力を入れすぎるな!!」
空母棲姫「も、申し訳ございません」
大妖精「いや、そうだな。勇む気持ちは私もよく分かる。その日にはお前を必ず神姫楼へと呼び出すから。それまでしばし待ってくれ」
空母棲姫「ありがとうございます。命ある限り、お父様のためにのみ戦い続けます。どのようなことでもお言いつけ下さい」
恐れ多くも神である妖精と目を合わせることなどせず、ひたすら下を向き感謝の辞を述べる。
私は間違ったことをしていない。むしろ美しいほど見事に指揮官としての役柄をこなしている筈だ。
大妖精「……うん。だが最優先は他の姫の確保だからな。もう下がれ。私は忙しいんだ」
空母棲姫「はっ!」
それなのに何故お父様は不機嫌なのだろう。
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