29: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2016/06/30(木) 20:03:08.86 ID:GUujIImdo
大妖精「……」
飛行場姫「私も色々考えたけど、トーちゃんのやろうとしてることは間違ってる」
大妖精「間違っていない」
飛行場姫「妖精のすべきことからズレてるじゃん」
大妖精「姫ちゃんには分かるのか」
飛行場姫「世界の秩序のためだよ。みんなそう信じて戦ってる、はず」
大妖精「……昔はそうだった」
飛行場姫「今もそうであって欲しいんだけどな」
大妖精「戦いが憎しみの連鎖となって渦巻いている。もう何もかも変わってしまったんだ」
飛行場姫「元に戻れるって」
大妖精「無理だよ。もう個人の願いで何とかできるものじゃない」
飛行場姫「うん。なら今日はトーちゃんにそれが出来るって確信して貰うよ」
大妖精「……姉さんたちと会いたくないのか?」
飛行場姫「会いたいよ。けど会っちゃいけないんだ」
大妖精「人間に何と言いくるめられたか知らないけど姫ちゃんの言うことは聞けない」
飛行場姫「このとーり!」ペコリ
大妖精「駄目。駄目ったら駄目」
飛行場姫「……分かった。最終手段だ」
大妖精「……」
飛行場姫「トーちゃん、触っていいか?」
大妖精「? 勿論良いけど」
飛行場姫「じゃあ、触るな〜?」
姫は小さな妖精を両手で包み、頬に親指を添える。
飛行場姫「やっぱこの持ち方だと落ち着くわ〜」ムニムニ
大妖精(手が柔らかくて温かい。……気持ち良い)
飛行場姫「んー。トーちゃん、ちゃんと食ってんのか? 前より痩せてるぞ〜」ムニムニ
大妖精「娘が敵地からなかなか帰ってきてくれなかった心労かな」
飛行場姫「それ言われるとつれーなー」ケラケラ
大妖精「触ってくれるのは嬉しいけど、それくらいで私は心変わりしないよ」
飛行場姫「してくれねーと困るんだな〜これが」
大妖精「……余裕だね」
飛行場姫「まだ奥の手が残ってるからな〜」
大妖精「奥の手?」
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