艦これ relations
1- 20
42: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2016/06/30(木) 21:25:29.98 ID:GUujIImdo

離島棲鬼「一つ聞いてもよろしいかしら」

戦艦水鬼「なんだ」

離島棲鬼「貴女には大切な人が居たのよね。だからこちら側へ来ることを選んだ」

戦艦水鬼「……ああ」

離島棲鬼「その人を天秤にかけるならどれ程のものを対価として差し出せるのでしょうか」

戦艦水鬼「下品な質問だな」

離島棲鬼「これから既存の価値観を壊そうと試みる者が今現在の品格に固執するのはどうかと」クスクス

戦艦水鬼「決まっている。この世の全て差し出せる」

離島棲鬼「欲求に正直ですわね。本末転倒な程にですが」

戦艦水鬼「だからここにいる」

離島棲鬼「なるほど」クスクス


離島棲鬼「ではその男性はどこがそれ程に魅力的なのか、とてもお聞きしたいわ」

戦艦水鬼「お前とは関係無い」

離島棲鬼「艦娘の世界では直属の上司をお前呼ばわりして許されるのでしょうか?」

戦艦水鬼「私は誰かの下世話な欲求を満たすために存在しているわけじゃない。第一、それも馬鹿らしい既存の枠組みだぞ」

離島棲鬼「ならば既存の枠組みからの命令です。喋りなさい」

戦艦水鬼「殺すぞ」

離島棲鬼「あら怖い」クスクス


離島棲鬼「ならば先鞭をつける意味で私の下世話な話から聞かせましょう」

戦艦水鬼「……」

離島棲鬼「私が自分の姫様を嫌いだった話です。過激で頑固で、合理性よりも忠誠を優先する愚かな方でしたので?」

戦艦水鬼「……」ベタベタ

離島棲鬼「さっきから私の服ばかり触っていますが、話を聞いていますの?」

戦艦水鬼「聞いている。続けろ」ベタベタ

離島棲鬼「くっ……! 私は重用されることを欲しての仕官でしたから、その程度想定の範囲内でしたわ。むしろ上司は愚かな方が部下である私の活躍の場も増えるというものです」

戦艦水鬼「呆れた権力欲だな」

離島棲鬼「大きな歯車の中で部品ではなく自分でありたいと願うなら当然の帰結ですわ」

戦艦水鬼「……お前たちの世界も厳しいのか」

離島棲鬼「大妖精様はある意味全ての深海棲艦の父であるのに、あの御方のことを『お父様』と呼ぶ者は限られている。お気づきでして?」

戦艦水鬼「……」

離島棲鬼「量産型やその成り上がりのブレインはどうあがこうと下位種と呼ばれ消耗品として扱われる。元艦娘が上り詰め、艤装を調整された姫になろうと……あの御方のことを『お父様』とは呼ばない」

戦艦水鬼「……ああ」

離島棲鬼「『お父様』と呼べるのは生まれながらの姫だけなのです。私の姫様は、数少ない姫、の筈でした」

戦艦水鬼「はず、か」

離島棲鬼「実際には、私の姫様はオリジナルを模倣した量産モデル第一号だったのです」

戦艦水鬼「……」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
159Res/243.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice