46: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2016/06/30(木) 21:33:21.88 ID:GUujIImdo
雪風「……」
天龍「おい雪風。聞いたか今の」
雪風「……聞きました。全然信じられません」
天龍「……オレも」
長月「深海棲艦がトラックを放棄して撤退した事実は既に周知のものだと思う」
長月「ここで私がいくら休戦について喋ろうと説得力が無いのは理解している。だから妖精に喋って貰う」
長月「黄色、紫、頼む」
黄帽妖精「あー、あーIt is fine today. ……良いようじゃな」
長月の肩の上に二匹の妖精が姿を見せる。堂々とした老妖精、おどおどした若妖精のアンバランスなコンビだった。
黄帽妖精「ワシはお前たちの敵である深海棲艦の航空機を専門に作っていた妖精だ」
紫帽妖精「ぼ、僕は深海棲艦の艤装を専門としていた妖精です」
黄帽妖精「先ほど、ワシらのところへも大妖精様からの連絡が届いた。休戦の話は本当じゃ」
紫帽妖精「そ、その第一歩として僕らの持ってた設計図や技術ノウハウをそちらの技官妖精へ全て開示しました。その中には貴女方が致死弾頭と呼ぶものへの対策も新たに含まれています。これは大妖精様直々の命令です」
赤帽妖精「……全て事実。今なら致死弾頭脅威ではなし」
海洋連合側の技官妖精は悔しそうに脚注を入れた。
黄帽妖精「このタイミングでの開示に対し逆に不信感を抱くのであれば、兵装に関する技術提携と新兵器の共同開発まで行う許可も出ている。これも大妖精様の提案だ」
紫帽妖精「こ、これは我々技官妖精にとっては死に等しい条件です。積み上げてきた技術的優位を全て失いました。こちらとしては最大限の譲歩と誠意を示しているつもりです」
黄帽妖精「これでまだ大妖精様の誠意が理解出来ないようならワシが教えてやる。技術提携など無くとも貴様らの貧弱な艤装は最早必要が無くなるということ小一時間かかろうと懇切丁寧に実証主義に基づいた説明をだな」
赤帽妖精「ジジイ表出る。即決闘」
黄帽妖精「クソ雑魚艦載機しか作れない貴様らにやられるワシでは無いわ」
紫帽妖精「や、やめて下さい。そんな言い争いももう本当に不毛なんですから……」
茶色妖精「あー、話があちこちしてしまうでござるが、大妖精と名乗る深海棲艦首魁は自らの軍事組織保全を条件に、我々側の妖精コミュニティへの復帰を願い出てござる」
茶色妖精「これはすなわち、この戦争が起きた元凶である妖精同士の対立の解消を意味するでござる」
茶色妖精「……すなわちのつまりですな、今回のは一時的な停戦や休戦でなく深海棲艦との戦争の完全な終わりになるかもということでござる!」
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