茄子「おやすみなさい、プロデューサー」
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14:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 00:54:46.09 ID:1a597gsV0
文香
「……ひとつ、よろしいですか、まゆさん」

まゆ
「なんですか、文香さん。邪魔をするというのなら、文香さんでも――」

文香
「いえ。そこにいるプロデューサーさんが、本当に私たちの知っているプロデューサーさんなら、むしろお好きなようにしてもらって構いません」

まゆ
「文香、さん……? いったい何を言っているんですか?」

文香
「……まゆさん。先ほどはもう逃がさないと言いましたが、Pさんに一度逃げられているんですよね?」

まゆ
「え、ええ。まゆは必死にお願いしたんですけど、力ずくで逃げられてしまって……」

文香
「お願いとは……具体的に、どのような?」

まゆ
「すこし包丁を見せただけですよぉ? まゆの力ではどうやってもPさんを止められませんから……でも、もみ合いになってしまって……。

 まゆ、そんなつもりはなかったのに、そのときお腹を少し刺してしまったみたいなんです……」

文香
「ああ……ようやくPさんが私に助けを求めた理由がわかりました。ところでまゆさん、それはいつごろのことですか?」

まゆ
「数日前、ですけど」

文香
「ではまだ傷が残っているはずですね。……プロデューサーさん、傷を見せて貰えますか?」

まゆ
「……暗くて、よく見えないですねぇ……」

文香
「そうでしょうか。ランタンしかありませんが、光量は十分では?」

まゆ
「もっと近くで見てもいいですかぁ?」

文香
「……ところで、どこを刺したかは覚えてますか?」

まゆ
「ええ、もちろん覚えます。左の脇腹に……おかしいですねぇ……傷が見当たりません」

文香
「……では、まゆさんもわかったでしょう。その人は――」

まゆ
「Pさんですよ? この人は……まゆが探し続けていたPさんなんです」

文香
「信じられないかもしれませんが、傷がないのが何よりの証拠かと。……けれど、よかった。やはりこれは夢だったのですね」



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