新東京物語
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86: ◆BRVDE48Y6OxB[saga]
2016/08/01(月) 23:45:36.38 ID:Rb1RP4JX0

瞬きすることなく紅く眼の持ち主は言った。

「そうだな、ウォーカー、とでも
名乗っておこうか」

その瞬間ヤマトの指は絞られ3発の弾丸が飛んだ。
しかし、男に当たることなく男はデスクから消えた。

ピト、ヤマトの頬を刃が冷たく当たる。

「衰えたね。もう一度、
鍛えなおしたほうがいいよ」

「それと、いいことを教えてやろう。
クラウドの小童はロードとなるために
私を殺しにくるはずだ。動く必要はない。
今の君にはやつを倒せるほどの力も
ないしね」

男の掌から刃は伸びていた。

ヤマトの体に緊張が走っていた。
殺される、明確にそのイメージだけが頭にあった。

「まあ、今君を殺すような真似はしないから
安心してくれ」

男は続けていう。

「この街で消し屋をすることになったんだ、
挨拶にでもと思ってね。これ名刺」

男は手首を返してヤマトの目の前に名刺を突き刺した。

「では、これで」

男はそれだけいうと自分の影に包まれたようにして消えた。


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