95: ◆BRVDE48Y6OxB
2016/08/11(木) 22:54:14.17 ID:EAELfEue0
二人はひたひたと足を進めて本堂へと向かう。
寺の境内の中で一際大きい御堂が正に本堂だった。二人は本堂の近くまで来ると殺気ににた非常に濃い闘気を感じた。
通常闘気を自身の周辺に展開するというのは闘気をソナーのようにして探知するためか、
能力の性質上かである。しかしそれらは闘気を薄く薄くしたものを漂わせるものであるはずだった。闘気には限界があるため無駄な浪費を避けるためである。
本堂から放たれる濃密な闘気は”我ここに在り”
という住職の意思表示に違いない。
大和は本堂の中で住職の背中を見た時悟った。
「……今更何をしに来た」
背中で語るを体現する住職は背を向けたままいう。
「単刀直入に申します。
私に、力を授けてください」
大和は畳の上に頭をつけた。
「たわけ!」
本堂に轟音が響く。
けれども大和、住職、倉科の三人は微動だにしなかった。
「基礎さえ、基礎さえ満足に為さなかった者が
力を授けてくれだと?正気ではないわ!
力を己で得るもの、そう教えたはずだ!」
住職が立ち上がる。
その身の丈はあまりに大きすぎた。
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