24: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 15:04:00.62 ID:Li1QhE+X0
ナツは、思い出すように目を閉じた。
「親を殺しても、私は感謝されるんだなと思いました。褒めてくれるんだ、喜んでくれるんだそう思いました。ただ、生きているだけで私はキスをもらえるのだと思いもしました。そう、生きているだけでね」
ナツは、もう一度私に唇を近づけた。
今度は額にそれを軽く押し当てる。
「ふとした時に、それはもらえるのです」
「ナツ、もしかして私を元気づけてくれてるの?」
「いいえ。ただ、私の祖父母ならどうしていただろうかと考えて、それで……」
言葉尻を濁して、元の場所に戻っていく。
「相応しいことをしてみたのです」
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