37: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 17:34:25.47 ID:Li1QhE+X0
「唇は、その、姉妹ではしないよ?」
「ミソラ、それくらい分かってますよ」
「じゃあ、今の何のキス」
「なにって……さあ、私にもなんでか」
きょとんとしている。
しだいに眉間にしわを寄せていく。
「よりにもよってさあって」
ナツは腕を緩めた。
私はその隙に距離をとった。
ナツは腕の形を変えずに、どこか置いていかれた子どものように私を見た。
「も、もう遅いから寝ようよ」
「……わかりました」
生きるためのキス。
そう言ったのは彼女だ。
なのに、あれじゃあ、まるで。
私は布団に入ってから、なかなか寝付けなかった。
軽い動悸さえしていたのだった。
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