5: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 09:21:11.57 ID:Li1QhE+X0
「母さん」
父が母に何か合図する。
母は頷いて、私から離れた。
「ナツもミソラも仲良くするのよ」
「ちょっと、二人で自己紹介しててくれないか」
父が言った。
そして、二人で診療所に戻っていく。
「あ、えっと」
取り残された私は、ナツを見た。動かない視線は、少し怖い。
身寄りがないということだったので、あまり笑ったり気を遣ったりすることがなかったのかもしれない。
「ナツは、どこから来たの?」
「北の方から来ました」
年上に敬語で話されるのは緊張する。
「敬語じゃなくていいよ」
ナツは首を振った。
もともとこういう話し方だったから、これが普通だと言った。
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