232:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:10:27.41 ID:0/G1P+FM0
男 「はい……」
女 王「……個人的な興味ですが、どうして今仰られたことがリョウシになることへつながったのです?」
男 「今私が述べたことはかつて現国王やその側近に説かれたことです」
男 「しかし、当時の私はまだ幼く国際問題だのなんだのといった難しい話は理解できず、私を説き伏せようとする彼らに不満をぶつけるだけでした」
男 「そんな私に呆れかえった側近の一人が、間諜としての訓練を受けさせてみようと提案し、そういうことならと私は溜飲を下げたのです」
男 「それから数年間に渡り訓練を受けましたが、小さいころから持っていた気質のせいか隠密行動がなかなか上手くこなせず」
男 「一度一人だけの力で生きてみろ、そして自然が持つ大きな力を感じてみろ、との言葉と猟師道具を贈られ、そして今に至ったのです」
女 王「……そういうものなのですか?」
男 「そういうものなのでしょう。確かに私は一人の猟師として生きる中で人間一人の限界と自然の偉大さを感じました」
女 王「そうですか…… つまり、貴方自身虐げられた者たちを助けたいと願いつつもリョウシをやらざるを得なかった。そういうことですか?」
男 「はい、端的に言えばそうなります」
女 王「ならば、先ほど貴方が仰った言葉に嘘偽りはない。そう言うのですね?」
男 「はい、私は心からエルフと我が国との同盟を強く願うのです。同盟であれば他国が攻めてくる口実にも成り得ないはずです。貴女たちを護ることができるはずです!」
男 「我々がエルフを護るなどと身勝手な物言いだとはわかっています!ですが、このままでは貴女方はいずれあの貴族や権力者のような連中の所有物にされてしまう!」
男 「そうなる前にどうか、我々の手を取ってください!今ならまだ間に合うはずです!!どうか、どうか……」
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