233:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:12:38.35 ID:0/G1P+FM0
女 王「なるほど、ですが私たちエルフを物としか考えていないような者たちならば、物との同盟などとのたまい一笑に付すのではないですか?」
男 「それは……っ!いえ、同盟など認めないと言ったところで戦争をする大義名分とするには動機が弱すぎます」
女 王「そもそも私たちが貴方方の国と同盟を結ぶと言うことはエルフがその国にいると声高に主張するようなもの」
女 王「エルフが手に入るとなれば彼らは形振り構わず戦争を仕掛けてくるのでは?そうだとしたら、私たちはこのまま隠れ住んでいる方が安全ではないでしょうか?」
男 「しかしそれでは!」
弓使い「陛下、僭越ながら私の愚見を述べさせていただいてもよろしいでしょうか?」
女 王「かまいません。この方を連れてきたのは貴女たちですもの。彼を連れてくるだけの考えと理由があったのでしょう?」
弓使い「はい。西の森に向かうに当たり、私はこの男とそれなりの時を共に過ごしました。その上でこの男は信頼できる者だと確信しています」
弓使い「そして、その男が信頼している人間の王もまた信頼してもいい傑物と認識しています。彼らの虐げられた者への思いは本物です」
弓使い「信頼できる人間が一つの国の王として君臨している今を逃しては、エルフの未来は暗く閉ざされたものになると考えます」
エルフ「わ、私もそう思います!」
侍 従「陛下、私もこの機会を逃がすべきではないと思います」
侍 従「あの方が我々に危害を加えることはないはずです。あの方は信頼できるお方ですから」
侍 従「あの方は自ら私たちが里に帰るまでの道中の護衛をしてくださいました。そして、エルフの里の所在は知らずとも良いと引き返していきました」
衛 兵「彼女の言う通りです。あの男は貴族と呼ばれた者らの残党が消えた辺りで私に後のことを任せ去っていきました」
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