235:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:15:55.10 ID:0/G1P+FM0
女 王「――――ですが」
弓使い「?」
女 王「ですが、それが人間の全てというわけではないのでしょう」
女 王「彼の言葉、かつて人間に虐げられていた貴女たちの、そして人間と共に旅した貴女たちの言葉…… そのどれもが真の心から出た言葉でした」
女 王「木々や動物の心を読み取れる私たちですが、同族・人間に至ってはその心を読むことはできません」
女 王「しかし、貴女方の言葉に騙されているような響きも、彼の言葉に私たちへの害意の響きも感じ取れないのです」
女 王「その言葉が真実であるか否か、それはこれから分かることなのでしょうね」
男 「……ということは」
女 王「一度、貴方の国の王と話をさせていただけますか?」
男 「はい!承りました!」
侍 従「しかし陛下、どこで会談を開かれるおつもりですか?」
衛 兵「この男をここまで通しただけでも異例中の異例。一国の王ともなれば護衛など浮くめて相当数になります」
衛 兵「それだけの人間を里に入れることを民たちが認めるかどうかは甚だ疑問であります」
男 「王に話を通せば、王一人での訪問も可能ですが」
侍 従「さっき貴方自身仰ったでしょう?様々な事情があるのです。国の王ともなれば一人で好きに動くことはできませんよ」
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