238:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:22:20.26 ID:0/G1P+FM0
弓使い「ですから、僭越ながらあの場で発言させていただきました。それにしてもまさか私がその馬鹿げた考えを自ら率先して実現させようとしたなんて」
弓使い「あの時の私が聞いたらどんな顔をするでしょうか?」
エルフ「フルトトみたいにぽかーんとした顔するんじゃない?」
弓使い「フルトト?」
侍 従「まぁ、陛下はこの話を最初に貴女たちに聞いた時からこの話を受けるつもりでいらしたようですけどね?」
男 「え?」
侍 従「……陛下は常々私たちエルフの行く末を憂いておられました」
侍 従「このままではやがて森は枯れ果て、エルフは緩やかな滅びを迎えるのではないか……と」
侍 従「現状を維持し続けるだけではどうしようもない、何か大きな変化が必要だと……」
男 「それこそ人間との共生とか?」
侍 従「ええ、その通りです。自ら人間の言葉を学ばれていたのも恐らくはエルフが人と共に歩む未来を見据えていたからでしょう」
エルフ「じゃあ、どうして陛下は否定的な態度をとっていらっしゃったんですか?最初から受けるつもりだったならあんなに詰問しなくても」
侍 従「確かめたかったんじゃないでしょうか?この同盟を申し出た人間は、真にエルフと人とが共に生きていく世をつくるつもりなのかって」
侍 従「もし人間の利益だけを考えているような人間でだったら、それはきっとエルフにとって良くない結果になるはずですから」
弓使い「……彼をお連れする前に私たちからも彼とあの王は信頼できるとお伝えしたはずですが」
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