122:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 21:03:08.39 ID:fbDJqlsAO
北斗「まあだから我が妹ながら感受性の豊かな子だなあとは思ってたんだけど」
冬馬「お前も大概シスコンだな」
北斗「うるさいよ。とにかく最初に始まったのは確か妹がまだ幼稚園の時だったかな。
唐突に今2階から足音がしたとか廊下を走ってくぼんやりした影を見たとか言い出すようになってね」
冬馬「……」
翔太「……」
北斗「でも俺や両親には全然そんな音聞こえないんだよね。初めは家鳴りかネズミでもいるのかななんて呑気に考えてたんだけど。
その内何もない場所に向かって本当に誰かと会話してるみたいに楽しそうに話しかけるようになったんだ」
冬馬「……ええ……?」
北斗「なんでもその子は妹と同じ年頃の腰まである長い髪のすごく痩せた女の子でね。
すらっと背が高くていつも青白い顔をしてるんだって」
冬馬「……」
翔太「……」
北斗「あと左胸の鎖骨の下、ちょうど心臓の辺りに小さな痣があるとも言ってた」
冬馬「……いや、いやいやいや。待てよ。なんかおかしくねえ? なんだよ痣って……。
ただの子供の妄想なのになんでそんなビジュアル設定が具体的なんだよ……」
翔太「その痣っていうのは怪我で付いたのかな?」
北斗「さあ、それについてはいくら理由を聞いても答えてくれないって言ってたから」
冬馬「……」
翔太「……」
北斗「まあでも家は両親も俺も家空けてることが多いし妹も寂しいのかなと思って。
彼女の良い話し相手になってくれるのならそれはいいことだと思ったし、俺もその頃には妹からその子の話聞くの結構楽しみにしてたしね」
冬馬「……」
翔太「……」
北斗「それから最近は妹がその子にピアノを教えてあげてるとか
父親が海外に演奏旅行に行った時にお土産で妹に買ってきてくれた人形を彼女もとても気に入ってるとかそういう話までするようになって」
冬馬「……」
翔太「……」
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