11:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 00:11:33.46 ID:LkPzUyazO
「なあ、ゆかり」
「はい?」
「さっき、サキュバスは精を吸わなくても生きていけると言ったな」
「言いました」
「……君、精を吸った経験は」
「………」
頬を赤らめ、尻尾をほにゃほにゃとみょうちくりんな揺らし方をさせる。
「……処女なのか」
「しょ、処女じゃないです! ちゃんと尻尾で膜は破りました!」
「それはつまり、男とやったことはないということでいいな」
「………はい」
サキュバス的にはよっぽど恥ずかしいことなのか。ついには大きな翼で顔を隠してしまうゆかり。
「だ、だって……お母さんが、本当に好きになった相手以外に股を開いてはダメだって」
「サキュバスガード固いな!」
人間より固いまであるぞ、これ。
「それなのに、さっきあそこまで乱れられたのが逆にすごい」
「あれは、サキュバスの本能です。生まれつき、性に関する知識と技術は人間よりもずーっとたくさん持っているんです」
「知識や技術があっても、経験がないんじゃなあ〜」
「う、ううっ……」
その時の俺は、先ほどまでの追い詰められた状態から解放された安心感と、目の前のサキュバスを言葉で押していることへの優越感で……端的に言えば、少し調子に乗っていた。
だからだろう。彼女の瞳が、再びギラリと紅く光ったことに気づかなかった。
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