武内P「もう我慢できな一い!」
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167: ◆H.Fr5Z660Y[sage saga]
2016/12/21(水) 00:17:17.27 ID:wr0Msrqc0
特に家族で目立って荷物が増えることがある訳じゃないし、何よりも姉さんが帰ってこれる場所を残して置きたいんだと思う。

父さんも、母さんも、僕も、みんな姉さんが好きだから、家族の繋がりを大切にしたいとそれぞれが思ってる。

普段ならベッドの布団も、マットレスも、しまってあるけど、僕らが買い物をしてる間に母さんが用意したのか既に寝れるようにと敷かれていた。

上京する前に子供の頃から過ごしていた姉さんの部屋だけど、僕がたまに入ってるのは内緒だ。

この前も姉さんを思い出しながらこの部屋でオナニーしちゃったけど、そんなことは絶対に言えない。

それに、タンスの奥にしまってあるセーラー服。

もう姉さんの匂いは消えてるけど、何度かオカズに使ってしまったこともある。

そんな情けないことを思いだしていると、キュッと鳴く階段の軋みが足音と共に大きくなってくる。

僕は姉さんが昔使っていた折り畳みのちゃぶ台を広げると、ドアを引いて招き入れた。

美波「お待たせー」

飲み物を持ってきたおぼんをちゃぶ台に置くと、向かいに座った姉さんは『ほぅ』と安堵の息を吐く。

美波「母さん、夕飯の買い物に行ってくるって」

弟「そうなんだ」

美波「あっ、もうお布団敷いてある。ん〜、やっぱりこの部屋が一番落ち着くな」

キョロキョロと部屋の中を見回すと、変わらない自分の部屋に安心したようだ。

コップを取って一口流し込むと弾ける炭酸が心地好い。

シュワッとした喉越しが疲れた体に良く効いてシャキッとする。

美波「ねえ、最近はどうなの?」

さっきは姉さんに質問ばかりしたけど今度は逆の立場だ。

しばらくの間、僕が通う学校の話題で盛り上がる。

姉さんもかつて通っていたからイメージもしやすいだろう。

前からいる先生の話に二人で花を咲かせたり、勉強の苦手なところのコツを教えてもらったり。

何気ないことだけど、姉さんが隣にいるのが凄く嬉しかった。

そんな話もひと段落すると、ここ数日張っていた気が緩んだのか、自分の部屋の空間に安心するように、背中を床に預けてコロンと寝転がっている。

そのまま続くたわい無い会話は徐々に受け答えも弱くなり、いつの間にかスヤスヤと可愛らしい寝息を立てていた姉さん。

僕には未知の体験だから分からないけど、昨日はライブもあった訳だし、翌日こっちに帰ってきてだなんて強行軍じゃやっぱり疲れも溜まるのだろう。

さっき出かけたのも僕にプレゼントを買うのが目的だったみたいだし、わざわざ帰省してまで無理をさせてしまったと思うと、なんだか罰が悪い気持ちになってくる。


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