カチューシャ「首輪」
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8: ◆2QfXBkV1Yr70[saga]
2016/09/06(火) 10:43:42.19 ID:tzdu/r370
カチューシャ「全員今日の動きはダメダメよ!事前通達した作戦だけ動いてたってなんの意味もないんだから!柔軟な発想と機転がなければ勝利なんて百回冬が来たって無理だわ!」

ニーナ「んでもカチューシャ隊長、いっつも命令違反は雪かきの刑だって……」

カチューシャ「命令違反で罰をつくるのはあなたみたいなノ―タリンが無鉄砲に突っ込まないために決まってるでしょ!言われるがままに従うなんてただの木偶の坊だわ!わかったら雪かきと校庭三十週の刑よ!!」

ニーナ「外、ふぶいてでぇ、とても雪かきなんてできないだぁ……」

カチューシャ「だらしがないのね!全く……」

ノンナ「同志カチューシャ、そろそろお許しになられては。私も至らぬ点がありましたし」

カチューシャ「……ノンナに免じて今日は解散よ!それぞれ自分が何が出来て何が出来なかったかを逐一書き起こしなさい!」

「「「「「はーい」」」」」

あたしは毎試合ごとにする反省会を部室で行っていた。各車の車長を集め、反省会及び粛清をするのだ。ちなみに雪かきの刑はあたしが考案した。人の役にも立って反省の機会も与えられる。まさに一石二鳥よね。ちゃんとさぼろうとしないかこのカチューシャが直々に見張ってあげてるんだから、感謝してほしいわ。

ノンナ「カチューシャ、雪かきの刑はしばらくお休みにされた方がよろしいかと」

カチューシャ「どうして?あんなに優秀な粛清、他にないわ」

ノンナ「『部下に粛清が下るのは隊長の責任だ』などと言って誰かが粛清を受けるごとに自らも雪かきに参加されるのはどなたですか?」

カチューシャ「そ、そんなの関係ないわ!」

ノンナ「そのせいで人よりも多く外にいた結果、風邪をひいてしまわれたのはどなたでしょうね」

カチューシャ「うぐっ……わかったわよ」

ノンナ「はい、そのほうが賢明かと」

ニーナ「カチューシャ隊長も副隊長には形無しだぁ」

カチューシャ「ニ・イ・ナ!あなた、そんなに粛清されたかったのかしら?」

ニーナ「か、勘弁してくだせぇ!!」

ニーナが勢いよく外へと飛び出した。ニーナは基本的に優秀になりつつあるのに、どこか抜けているから困ったものである。

カチューシャ「あ、ノンナ」

ノンナ「はい、カチューシャ」

カチューシャ「あとで作戦会議室よ」

ノンナ「………はい」



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