16: ◆agif0ROmyg[saga]
2016/09/15(木) 19:35:32.90 ID:vWKoJwdr0
その後。
全員の身体を清めて乃々と輝子を寝かしつけ、まゆを最後に送っていくことになった。
あの狂悦がまゆの肌を未だ桃色に染め続けていて、明日以降もきっと同じようなことになるんだな、なんて考えていると。
不意にまゆがこちらを向いた。
「あの……さっきは、潮なんか噴いちゃって、ごめんなさい」
何も謝ることなんて無い。
感じてるまゆは最高に可愛かった。
そう伝えると、はにかみながらも弁解した。
「まゆは、プロデューサーさんのことが好きです。プロデューサーさんだけを愛しています。
輝子ちゃんや乃々ちゃんに感じさせられたからって、そっちになびくわけじゃありませんから、信じていてくださいね」
そりゃそうだろ、女同士なんだし。
「まゆにとっては、まゆとプロデューサーさんが夫婦で、乃々ちゃんと輝子ちゃんは可愛い娘、みたいな感じなんですよぉ」
こんなにセックスしまくる家族なんて普通はいないだろうけどな。
「普通、なんてどうでもいいじゃないですかぁ。みんな仲良く一緒にいられたら、それが一番ですよ。
……だから」
ふっと、目を細めた。
「3人もいれば、まゆだけじゃ足りない部分も補えますよね?
まゆだけならできないことも、乃々ちゃんや輝子ちゃんに協力してもらえば、できます。
だから……他所の女は、もう絶対見ないでくださいね。
私達3人で、プロデューサーさんのして欲しいこと、何でもしてあげますから。
心変わりなんて、私達、何があっても許しませんからねぇ」
ファンシーな服装や、どこか夢見がちな感じの発言のせいで、「恋に恋する少女」のような雰囲気もあったまゆ。
しかし彼女の本質は、決してそんなヌルいものではない。
他人を巻き込んででも欲しいものは手に入れ、そして絶対に離さない。
そんな凄まじく情の深いまゆのことを、俺は改めて理解させられていた。
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