119: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 02:39:52.63 ID:H0JqPK/8o
マミは瀕死だった。
わき腹から脊髄中心あたりまでを深く切られて気絶している。
彼女を中心に大きな血だまりができていた。痛覚遮断が間に合っていても、ここまで出血していては意識を保ち続けることは難しかっただろう。
ほむらの力で修復は可能だろうか? が、やるしかない。
「あれ? マミさん?」
そこへすたすたとさやかがやってきて、おもむろに治癒魔法をかけ始めた。
ほむらは呆気にとられた。自分が新しい都合のいい夢でも見ているのかと思った。
この世界ではワルプルギスの夜が来る前に魔女化によってさやかは脱落している。ついでに杏子まで魔女化してしまった。
「あなたはどうしてここにいるの?」
「え? なんで? いちゃダメなの?」
マミの身体がみるみる治っていった。
(……さすがね)
「美樹さんなの?……私は死んだのかしら」
意識を取り戻したマミはそう言おうとして、口の中に残っていた血液で少しむせた。
「こほっ」
手の甲で口を拭いながら、不思議そうにさやかを見る。
「美樹さん……なのよね? 幻覚?」
「やけにリアルな夢だなあ」
さやかが首をひねる。口調は場違いにのんびりしている。
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