154: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/25(日) 04:09:26.04 ID:f5vhqUUmo
魔法少女は自身の性格や能力に最も適合する武器を持つ。
杏子の場合は槍だが、これほど扱いやすくて変幻自在で攻撃力の高い武器はないと密かに自負している。多節棍あるいは鞭、鉄鎖としても使うことができるが、これはリボン使いのマミの影響だ。
魔女が出現し、ほむらの攻撃が始まっている。
巻き込まれないよう最後のトラップが発動し終えるまで本体への攻撃は控えて使い魔の相手を続けている。
一際大きな爆発音がして地響きがしたかと思うと、天を焦がす巨大な火柱が上がった。
「おお、すげー!」
爆風が吹き荒れる。思わず声を上げた。
仕留めたのかと期待したがきのこ雲の中から魔女は笑いながら姿を現した。
「ちっ!……けど、そうこなくっちゃ」
担いでいた槍を脇にたばさみつつ高速で足元を薙ぎ、後方へ払いあげてから全速で振り下ろしてオーソドックスな槍の構えをとった。槍の重さをまったく感じさせない動きだった。穂先がぴたりと魔女本体へ向く。
その過程で辺りの使い魔は一掃されている。
とある古い流派ではこの一連の動作が正式な攻撃開始の宣言だが、そんなことは杏子は知らない。
「さて」
とん、と軽やかに踏み出して魔女本体へ向かって行く。
爆風が収まると雨が強く降り始めた。
魔女由来の大風がますます強まっていく。
318Res/339.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20