156: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/25(日) 04:24:48.97 ID:f5vhqUUmo
弾は魔女本体に集中し、巨体が微かに揺れた。マミのソウルジェムが一気に三分の一ほど濁る。すぐさま魔女本体から触手のような影が伸びてくるのをリボンを固めた盾でいなした。
「そうそう、あなたの敵はここ。こちらへいらっしゃい」
マミは自分が恐ろしく集中しているのを感じる。
眉間にチリチリと電気でも帯びたような感覚があり、五感が澄みわたっている。かつてないほど調子がいい。戦場がよく見えた。
ほむらの部屋にある資料で魔女の姿は知っていたが、こうして実物に遭遇してみることで改めてわかることもあった。
巨大な歯車に目を奪われる。
「なんとなくだけど、生前のあなたとは気が合ったんじゃないかしら」
(私には……その姿は冒涜のようにも思えるけれど)
(相転移、堕落、聖は俗に、俗は聖に……なんてね)
惜しまず魔力を使うのでソウルジェムはどんどん濁っていく。
(これほど魔力を全開にさせたことはなかった)
(これほどやれるとも……知らないことはいろいろあるものね)
役目を終えたグリーフシードを下の地面に投げ落とす。
恐怖はない。油断もない。わずかな緊張を保ち戦闘を続けた。
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