マミ「QBかく語りき」 QB「君らしいね」
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157: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/25(日) 04:29:57.34 ID:f5vhqUUmo

「それにしても大きいなあ」


夢か現か定かではない淡い体験ではあったものの、確かに一度それとは遭遇していた。


「とにかくこいつさえ倒したらいいんだよね」


戦意は高い。しかし轟音を響かせた大きな爆発の後、生身なら無事では済まなかった高温の熱波と荒れ狂う爆風が届いた時さやかはふと気持ちが怯んだ。

爆心地近くで鉄塔がいくつもグニャリと曲るのを見た。昨日杏子と昇った電波塔も大きく傾き倒れた。

マントが千切れそうにはためき、両肩があらわになった。

鉄骨や軽自動車並みに大きいコンクリート片がそこら中を恐ろしいスピードで飛んでいく。

掠っただけで致命傷を負うだろう。自身を守る不可視のシールドにそれらが時々接触し、その度に白い魔法陣が浮き出る。


(やっぱ怖い)


しみじみと思う。


(不思議だなあ。もう死んでいるようなものなのに、いざ死ぬかもってなると死ぬのは怖いんだね)

(生き残りたい)

(そしてみんなと生きていきたい)


さやかはいくら倒しても減らない使い魔を捌き続けた。

戦闘は始まったばかりで三人ともまだまだ余裕がある。

回復役である自分の出番は当分なさそうだった。それは幸いなことだ。

時々本体から攻撃が伸びてくる。使い魔のそれとは桁違いのパワーを感じた。

当たればひとたまりもないので、念入りに避ける。

雨で視界はかなり悪い。魔力で強化した眼で時々杏子とほむらを確認した。

と、その時二人が慌てたように移動したかと思うとマミの位置するあたり一面から射出されたとんでもなく高い魔力が魔女に届いた。

戦闘に入る前、必要な時以外はマミと魔女を結ぶ線上には不用意に近寄るなと口を酸っぱくして言われていた訳がわかった。


「うっわ、すごいねマミさん……!」


一瞬の眩しい光、それから轟音が響いて全身がびりびりと震える。

魔女の高笑いは止まない。


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