158: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/25(日) 04:32:08.26 ID:f5vhqUUmo
まどかは家族と共に指定の避難所にいた。
「ねえちゃ!」
「タっくん、ほらお口がよごれてるよ」
見知らぬ場所のせいで興奮気味のタツヤの相手をしてやる。大きなスポーツイベントにも利用される広いホールだが、避難している人々でいっぱいだ。
わずかに感じた地響きにふと顔を上げた。
「ん? また地震……じゃないな……
まさかコンビナートで爆発事故でもあったんじゃないだろうねえ」
母が呟く。
「どうしたまどか? 不安か?」
「え? うううん……人が多くてちょっと落ち着かない、かな」
「仕方ないさ」
「うん」
「あそぼーねえちゃー」
「わ、タっくん、いい子だから暴れないで」
「えへへへへ〜」
まどかに体重をかけて甘えるタツヤを知久がひょいと抱き上げた。
「きゃーっ!!!」
嬉しそうに父の頭にしがみつく。
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